カード有効期限の更新は既存アプリを起点に自動処理 ~バーチャルカードへの切替も促進~ - Natic | Creating the Future with Applications – 双日テックイノベーション
カード有効期限の更新は既存アプリを起点に自動処理 ~バーチャルカードへの切替も促進~
本記事で紹介したいこと:
クレジットカードを発行するコストはどのくらいでしょうか。ICカード発券、送付するための台紙や封入物、配達記録含む配送料など1枚につき1,000円を下回ることはないと思います。
仮に1枚あたりのカード発行コストを1,000円とし、すべてのカードを5年更新とすると、カード会員数が500万人の場合の年間コストは、カード会員数500万人÷5年×1,000円=10億/年。もし会員様が引越などでカードが届かず返送されたらその分のコストは無駄になります。
そこで、カード不達を減らすために既存のスマホアプリでプッシュ通知して住所や勤務先情報の確認・更新を依頼したり、AI分析で抽出された適正会員様にはバーチャルカードへの切替を促進してコスト削減につなげてはいかがでしょうか。
とはいえ、AI分析やシステム改修は導入コストがかかります。
それであれば、AI分析はキャッシング増枠を提案する会員抽出などにも広げ、システム改修を最小限にするためにRPAやワークフローで自動連携して業務全体の効率化を検討してみてはいかがでしょうか。
こんな課題におすすめ:
- カード有効期限更新の事務手続きに自動化を取り入れたい
- カードの返戻・解約を低減して無駄を省きコストを抑えたい
- バーチャルカードへの切替を促進したい
- 優良会員にはキャッシング増枠を提案したい
目次 Table of Contents
1. カード有効期限の更新手続き自動化ソリューション概要
カード有効期限の更新手続き自動化ソリューションは、既存アプリを活用して更新確認からカード発行手続き完了まで自動で処理するためのソリューションです。
プッシュ通知した更新確認の回答を起点にして、既存システムへのデータ連携にRPA、ワークフローによる工程の連動をBPM、自動審査にビジネスルールエンジン、顧客属性を分析するAI、といったさまざまなしくみでカード有効期限の更新作業を自動で処理します。
2. 既存システム連携・自動化に欠かせないRPAとBPM
自動処理するシステムを構築するとなると膨大な時間とコストがかかります。そこで、本ソリューションでは、アプリや基幹系システムなど既存のシステムとのデータ連携はRPAで実行させつつ、処理工程は BPMのワークフローでつなげてスムーズに進行させ、必要な箇所にはヒトが介在するしくみで自動処理を実現し、既存システムを活用することでシステム構築コストを抑えます。
3. AI分析でバーチャルカード切替促進や増枠対象顧客を抽出
カード有効期限の更新対象をあらかじめ与信判定した上でプッシュ通知し、カード会員様にはスマホアプリから更新意思と現在の属性情報を回答していただきます。その回答や利用実績、折衝記録などをAI分析し、もっとご利用いただきたい優良会員様には追加提案するなど、必要に応じたアプローチへつなげます。
例えば、スマホアプリのご利用がある会員様にはバーチャルカードへの切替を提案して発券コスト削減を促進したり、さらにご利用を増やしていただきたい優良会員様にはキャッシング増枠を提案するなど、ターゲット顧客の抽出にAI分析を取り入れます。
4. まとめと資料ダウンロード
カード有効期限の更新手続き自動化ソリューションでは、各プロセスを自動実行させ、ヒトは自動処理できない案件や最終チェックに注力し、AI分析でアプローチすべき会員を抽出します。
それにより、有効期限更新の処理効率を上げてコストを適性化します。また、バーチャルカード促進により発券コストを抑えるとともに、キャッシング増枠など優良会員の掘り起こしを実現します。
- 既存アプリを活用して情報最新化を促進
- 社内システム、基幹システムとのデータ連携はRPAを使用
- 自動審査にはビジネスルールエンジンを使用
- 属性や顧客折衝記録などをAI分析してバーチャルカードへの切替やキャッシング増枠を促進
- 処理工程はBPMのワークフローでつなげて自動化・全体管理
このコンテンツでご紹介した「カード有効期限の更新手続き自動化ソリューション」は当社が取り扱う製品やサービスを組み合わせて実現します。
概要資料は以下のライブラリで公開しています。ぜひダウンロードしてご覧ください。
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本記事は、日商エレクトロニクス株式会社アプリケーション事業本部アプリケーション営業部のオリジナルです。
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