バーチャルカード発行は時間で勝負、業務プロセスのデジタル化と自動化でリードタイムを短縮 - Natic | Creating the Future with Applications – 双日テックイノベーション
バーチャルカード発行は時間で勝負、業務プロセスのデジタル化と自動化でリードタイムを短縮
本記事で紹介したいこと:
バーチャルカードやデジタルカードと呼ばれるサービスが展開されている今、Webやスマホアプリからお申し込みができるなど、カード利用者から見える入り口は大きく進歩しました。しかし、カード発行までのプロセスにおいては、紙による確認作業や、審査プロセスにかかる時間、既存システム間のデータ連携など、リードタイム短縮のためにはさまざまな課題があります。
本記事では、カード発行業務の各プロセスを、ペーパーレスやルールエンジンによる仕分け、 RPAによるシステム連係といった手段でデジタル運用に変革し、End to Endで処理する「バーチャルカード発行手続きE2E(End to End)ソリューション」をご紹介します。
こんな企業におすすめ:
・バーチャルカードを発行しようとされている企業
・バーチャルカード発行のバックオフィス業務を効率化したい企業
・バーチャルカード発行処理に自動化を取り入れたい企業
・リードタイムを短縮し競合との差別化を図りたい企業
・タイムリーなカード発行により、利用者の利便性を高めたい企業
目次 Table of Contents
1. バーチャルカードのニーズ
近年、コロナの影響によって消費者のライフスタイルが変化し、購買行動や決済手段の多様化が進んでいます。
バーチャルカードはスマホで申し込みから受け取りまで一気通貫、すぐに使える利便性が特に若年層のライフスタイルに適しているため、若年層の会員を増やしていく狙いと同時に、プラスチックカードを発行しないことでSDGsを推進できる側面もあり、これからますますバーチャルカードのニーズは高まっていくと考えています。
2. 審査プロセスをどうやって短時間で処理するか
バーチャルカードは、購入から決済までがスマホ一つで完結する便利さが最大の特長。そして、カード申込から発行までのスピードも外せない魅力です。
審査プロセスは、1案件ずつ外信照会を含めてさまざまな条件を担当者がしっかり確認して行われています。このバーチャルカード発行手続きE2Eソリューションでは、しっかりとすばやく行うために、審査業務の各工程をワークフローで管理し、本人確認工程を担うeKYC、外信照会との自動連係、ルールエンジンによる自動審査、審査結果の自動配信、といったプロセス全体を自動化することで発行までの時間短縮を提案しています。
このしくみで審査担当者の作業を省力化すると同時にシステム的に進捗が確認できるようになり、全体的な審査スピードがアップします。
3. スコアリングや外信照会など既存システムへの影響
審査プロセスには、スコアリングや外信照会など、既存システムを操作するプロセスもあります。
バーチャルカード発行までのリードタイムを短縮する目的で自動的にデータ連係できるようシステムを改修するには、時間もコストもかかります。
ここでは、既存システムをそのまま活かして担当者の操作をRPAに代行させてデータを引き渡すことで、既存システムをつなぐ自動化のしくみを短期構築します。
4. 担当者の習熟という課題
バーチャルカード発行に処理スピードは重要です。人が行う審査は担当者の経験値が処理スピードを左右するので、仮に担当者が交代するとなると、交代のたびに習熟時間と教育コストがかかることも事実です。
ルールエンジンによる自動審査を取り入れることで、担当者が行う審査は条件に外れた案件に絞ることにより作業数を減らして平準化し、担当者交代時も習熟すべきパターンが絞られているので立ち上がりを早めることができます。
5. まとめ
日商エレクトロニクスは、バーチャルカード発行までのリードタイム短縮はサービス向上につながり、ひいては会員増加、利用促進につながると考えています。
申し込みをWebサイトやアプリで受け付けることでペーパーレスにすれば、システムに引き渡す時間を省略でき、さらにスピードアップにつながります。
- 審査プロセスは、AIやルールエンジンを活用するワークフローで柔軟に運用
- システム間はRPAでデータ連係させて自動化を推進
- ペーパーレスと自動化でスピードアップと業務量平準化
今回ご紹介する「バーチャルカード発行手続きE2Eソリューション」は当社が取り扱う製品やサービスを組み合わせて実現します。
お客様がお持ちのしくみに当ソリューションの一部だけを取り込むことも可能です。
ご相談、ご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。
本記事は、日商エレクトロニクス株式会社アプリケーション事業本部アプリケーション営業部のオリジナルです。
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