
こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
令和6年版の情報通信白書によると、日本の生成AI普及率は効果が出ている使い方が18.6%で、効果が不明な普及率が28.2%でした。

何をもって、この普及率が高いか低いかという話になりますが、少なくともこのグラフにあるほかの国よりは少ないことがわかります。
他の国ではトライアル中まで含めると90%以上であり、日本は70%にとどまっています。
このグラフは企業における生成AIの普及度合いをまとめたグラフになります。生成AIは何らかのアウトプットを生み出すAIであり、生成AIを使うことで生産性が上がるはずなのに、効果が不明な企業が多いというのも少し趣深いです。おそらく、多くは品質が高いアウトプットが生成されていなく、アウトプットしたものを再度確認したり、修正する手間が多いということなのだと思います。
成果が出ていないというのは生成AIの品質に起因するものであり、技術が進化するにつれて、改善していくはずです。今後改善していくことは明らかなのに、以下のグラフを見て、私は驚きました。

日本は現状利用して成果が出ている割合よりも、今後積極的に利用していく人が少なく、15.7%になっています。また、限定して使用していく人も27.0%しかいなく、日本は生成AIに対して否定的なグラフになっています。
このグラフからわかることは企業の意識からして圧倒的に中国と米国が大きいということです。日本は生成AIを禁止している企業は4.2%も存在しており、中国は0%です。日本は生産性を上げるべく政府もAIの普及を推進しているにもかかわらずこの結果になっています。日本企業は今後積極的に使用していこうという企業の割合が、現在使用している企業より少ない数字が出ています。
生成AIを活用しないということは人手がかかっている業務を生成AIで効率化していないということです。企業のコストの最大は人件費であることが多く、コスト効率の点でも業務効率の点でも日本企業は後塵を拝すことになる可能性が高いでしょう。
そこで私からの提案です。いきなり大きな生成AIのシステムを組むのではなく、大型のサービスを利用するのではなく、まずはモックアップを作って評価を始めるのはいかがでしょうか?モックアップの場合は開発コストもそこまではかからず、難関の部分だけに絞って開発し、評価することで短時間に成果を確認できます。
興味がある方は是非ご参考ください。
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