DXを推進しやすいERPとそうでないERP。成果が出やすいERPのチェックポイント

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

最近、ERP製品/サービスが増えました。昔は業務システムや人事・会計システムなどと呼んでいたのですが、今は一括りでERPと呼ぶようになったようです。

DXもそうです。DXも昔はデジタル化を活用した事業改革をさしていましたが、その後、デジタル化とAIを活用したシステム強化という意味合いになってしまいました。

ERPもDXも企業の上層部から検討指示が現場部門に降りてきて、多くが実現できないため、市場の総意という感じで、難易度が下がって、本来とは違う形で導入が進み、言葉が独り歩きするのだと思います。

ERPの本質は各業務処理を一元的に処理する複数業務のリアルタイム連携処理と見える化ができないと本来のERPの良さはありません。

このコラムを掲載いただいている双日テックイノベーションが運営参加しているGRANDITの場合は、以下のような機能連携図になっています。

中央に共通マスタがあり、全体的な業務処理を連携して行うような、まさにワンシステムで実現していきます。この1システムだからこそ、処理が早くリアルタイムに状況がわかる見える化が実現できます。

昨今ランサムウェアによる基幹システム停止事案の話が出ていますが、ランサムウェアの防御は強化することが前提で、万が一の際に復旧できるバックアップ&リカバリーができないと厳しい時代になりました。なぜなら、サイバーセキュリティの100%防御はできなく、かなり高いセキュリティのシステムでもハッキングされてしまうようなニュースが出ているためです。

一般的に基幹システムがランサムウェアによってハッキングされてしまった場合は、バックアップデータから復旧させるという話になりますが、基幹システムの場合、システム復旧、データ復旧の後にデータの整合性を確認するのにすごく手間がかかり、場合によっては今回の大手飲料メーカー様や通販会社様のように復旧まで数か月を要する場合があります。システム数が少なくて済む、ERPの場合、その復旧はより早くなると思われます。

さて、本題の成果が出やすいERPのチェックポイントの話ですが、私の話はシンプルです。以下の四つが重要ですので、是非ご確認ください。

  1. 対象となる業務が1つのシステムまたはサービスでリアルタイム処理ができて、見える化ができること
  2. Fit &Gap分析でもっとも現状の業務にフィットしていること(フィット部分が少ないと、運営費用が割高になります)
  3. 同じ業界での実績が多いこと
  4. 歴史があり、しっかりとした運営母体で運営されていること

1の説明はここまででしました。

2も一般的な話ですが、このコラムを掲載いただいている双日テックイノベーションは純国産オールインワンERP「GRANDIT」の商社パッケージを開発しており、商社の方であれば、商社テンプレートを採用いただいたほうが現状の業務とフィットしていると思います。ERPは統合型業務システムという側面もあるため、その業界向けのテンプレートはかなり重要な選択肢になります。

3の実績の話ですが、Webサイトでどんなにいいことを言っても結局実績があるかどうかだと思います。このコラムを掲載いただいている双日テックイノベーションは商社に強いERPベンダーになります。以下のページに丸紅様をはじめとする商社事例がふんだんに掲載されています。是非ご覧ください。

4番目は最近感じることなのですが、新興のサービスベンダーのサービスが終了してしまう事案を拝見しています。ERPや業務系のサービスはビジネスとしても難易度が高いので、新興企業には難しさがあると思います。

上記4点を参考に良いERPを選んでいただければと思います。

最後に、このコラムを掲載いただいている双日テックイノベーションは商社ERPのトップベンダーです。商社の皆様でERPのリニューアルや導入をお考えの方は、是非以下のページをご覧の上、お問い合わせください。

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