生成AI黎明期市場シェアと今後の予測

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

生成AIの市場シェアについて解説と予測をします。

生成AIの市場シェアについて、どのようなシェアの集計が一番良いのかという議論もありますが、私はアンケートによるシェアが一番有効なのではないかと考えています。その理由は導入率で言えば、ほぼ全てのWindowsパソコンにCopilotが入っているので、導入率で言えば圧倒的になってしまいますが、入っているだけで使っていない人も多いですよね。

そういう意味では、実際に利用している割合の調査が一番だと思います。

業務で利用されている生成AIツールの利用率は以下の通りでした。

生成AIツールの利用率

– OpenAI ChatGPT:45.5%

– Copilot for Microsoft 365:33.9%

– Google Gemini:30.7%

2026年1月発表 なんでも統計局 by PR TIMES

現在はこの結果が出ています。一方で2026年年初から急速に注目を集めているClaudeがありますよね。Claudeはレポート作成やプレゼンテーション資料作成などの文章生成、長文読解、プログラミングに長けた生成AIになります。

黎明期の生成AI市場は今後簡単に変わると予想

ChatGPTが普及したのも、Claudeに契約が切り替えられ、シェアが急激に伸びたのもここ最近の話です。そして、企業内部の業務プロセスに組み込まれているものはまだ多くないことから、今後の市場シェアはあっという間に変わる可能性があると読んでいます。急激に成長したものは急激に崩れることが多いのもIT業界の歴史を見てもわかる通りです。業務プロセスに組み込まれていないことからも市場シェアが流動的な状況です。と言ってもMicrosoftやGoogleの名前も出ている通り、やはり世界の巨人は強いですよね。

必ずOSS AIが頭角を現す

この読みが私の大本命です。OSもDBもCMSもプログラミング言語もOSS系のシェアがかなり高いです。世界中の技術者が開発するスピードとパワーはすさまじく、ベンダーロックインを嫌うユーザーの支援もあり、多くの分野で普及しています。例えば、OSSの代表格のLinux、MySQL、WordPress、Python、PHPは各分野でトップシェアを獲得しています。

生成AIも普及が始まる過程で、世界中の技術者が開発に参加しはじめ、ベンダーロックインを嫌うユーザーが利用をはじめ、OSS AIも普及していくと予想しています。

特に生成AIの場合、少数の会社が独占する流れに見えていくはずですので、出遅れた企業、国、技術者が集結してOSS AIが普及するはずです。

長年OSSとともに歩んできた筆者だからこそ、そう思うのかもしれません。

(私はLinuxコンソーシアム副会長、OSSコンソーシアム副会長、Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事、PHP技術者認定機構 理事長などを歴任しており、OSSの黎明期から中心的な立場で活動をしています)

一方で、OSS AIにはいくつか課題もあります。その最大の課題が学習・運用コストです。大規模モデルの学習には膨大なGPU投資が必要となります。このコストをどうするかという話ですが、ここは是非、国産OSS AIによる日本企業向けの投資を日本政府に行ってほしいものです。これこそが日本が生成AIで後れを取った部分を取り戻す一手になると思います。今後の展開に期待しています。

さて、このコラムを掲載いただいている双日テックイノベーションは商社ERPのトップベンダーです。同社はAI活用や各種自動化の老舗であり、その観点からも提案がいただけると思います。商社の皆様でERPのリニューアルや導入をお考えの方は、是非以下のページをご覧の上、お問い合わせください。

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